ラボの業務と2019年の活動

はじめに
2019年も終わろうとしています。時間の経つことの早いこと・・・
もう数日で2020年を迎えるにあたり、事業報告的な感じではありますが今年の振り返りと来年の課題やテーマを整理してみたいと思います。
今年のできごと
*決算について
感共建築ラボも昨年法人化して1年と半年余がたちました。そして、決算期3月における初決算は「黒字」でした。いやよく頑張りました。
一般社団法人なので正確には黒字というような概念ではないのですが、まあ収支が期間内で収まっているということです。
*事業実績について
事業性(収入)のある業務はほぼ申請サポート系でしたが、確認申請や性能評価制度申請のほか実施図作成や設計現場監理業務も合わせてお受けしました。
設立当初は各メンバーの事務所で引き受けつつ申請サポートは進めていましたが、今年の夏過ぎからはラボ自体を建築士事務所登録し管理建築士も置きましたので、直接ラボで受けられる体制になっています。
そのほか業務の引き受けにはまだ至っていませんが、既存建物の活用相談や事業企画のコラボの話などが出てきたりし始めています。
*事業企画について
一方で、評価指標の開発や環境づくりのコンサルタントなどの活動の方はまだまだというところです。
この一年間色々なアイディア出しや企画検討をしてきましたが、とりあえずの形にできたものとしては感共カルテ(無料版)というところです。WEBでできるようにしてありますので、ご興味のある方はお試しいただければと思います。なお、一部結果が出ない不具合がありますのでご了承ください。
住まいと人の感共カルテ
ラボの4つの事業について
感共建築ラボでは設立時に4つの事業をセットアップしました。
- 居心地の良さを示す評価指標の研究開発、啓蒙活動事業
- 人間個々に合わせた最適な環境づくりのコンサルタント事業
- 持続可能な環境エリアマネージメント事業
- その他各号に掲げる事業に付帯又は関連する事業
評価指標についてはじっくり取り組む事柄であり、必要に応じて研究助成などの活用を検討していくつもりでいますのでまずは研究テーマをしっかり議論していきたいところです。
啓蒙活動については、来年特に注目していきたい活動になります。実施すべきは「ファンづくり」になるかと思います。
ファンと言っても一緒に活動してくれる人と、理念に共感して事業や設計をオファーしていただけるいわゆるB to B B to Cな人とは異なるアプローチが必要になりますので、情報発信の仕方を工夫したいと思います。
情報発信については、ブログ記事の充実をしようと皆ではなしてただいまコツコツと記事数を増やし出しています。まずは伝えるところからが基本の「き」なので。来年とは言わずどんどん記事は増やしていきたいと思います。
コンサルタント事業については、来年からすこしずつ始めていき、扱う項目を順次増やしていきたいと思います。まずは居心地の良さの主観的な指標(その人にとっての居心地良さ)となる感共カルテの有料版を手がかりにしていこうと思います。
エリアマネジメント事業については、すぐには機会がない分野ですので少しずつ周知を広げて「住宅地の居心地の良さからの切り口による環境調査」やコミュニティなど「ソフト面からの居心地の良さをマネジメント」について機会創出を図りたいと思います。
終わりに
今年も多くの方々に支えていただきながらの一年間でした。関係の皆様には厚く感謝申し上げます。
来年はおそらく何かしら1つ軌道に乗せ、立ち上げ時期から本格活動の時期にシフトしていく年になるかと思います。コアメンバーもしくはサポートメンバー何れにしても、とりわけ世代の若い仲間づくりは重要かと考えています。事業を安定させ常駐メンバーを増やし、活動を広げていけるよう色々なアクションをしていきたいと思いますので引き続きご支援賜りましたら幸いです。
代表理事 寺本 勉
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